谷川俊太郎を歌う合唱団クロージングパーティによせて


9ヶ月の間でしたが,難曲に取り組み,高須先生の指揮のもと,共に苦労してくださった皆様,
本当にお疲れさまでした。
お陰で,好評のうちに終わることができましたことは,大きな喜びでありました。
これで散会するには忍びませんが,
お弁当を食べながら,団員の思いや,聴いてくださった方々の感想などで交流しあい,
クロージングパーティとしたいと思います。
本当にありがとうございました。


昨年12月からの,本当に短い期間でしたが,
『谷川合唱団』の旗の下,指揮の高須先生,伴奏の兼松さんに引っ張られて,
本番のステージまで歌い続けた方,あるいはやむを得ず途中で抜けざるを得なかった方々も含め,
合唱団に関わってくださった様々な方々に支えられて,演奏会は成功を収めることができました。
私自身も谷川合唱団において,高須先生のスケジュールや体調の事情等の理由から,
未熟ながらも先生の下振りという役割で関わらせて頂いたことで,
余計に,皆さんに支えられたとの認識を強く持ちました。
今回のこのご縁を大切に,今後もつながりを持ちながら,
そしてまた皆さんと同じステージで一緒に歌う日が来ることを楽しみにしています。
このたびは本当にありがとうございました。


後日,常滑で,谷川俊太郎さんに会う機会がありました。
先日のコンサート出演のお礼を丁重に申し上げたところ,彼曰く,
「いやー,いいコンサートだったね。
ボクはあまり音楽には素養のない方だけれど※注① とっても楽しかったヨ。
ナンカ※注② とっても皆が生き生きとしていて,「生きる」というタイトルにはピッタリの雰囲気だったネ。
いいコンサートだったヨ,ホント。
注① 音楽の素養について・・・これは絶対にウソ。素養はありすぎるほどある。
ある本には,ウエーベルンの音楽について詳しく書いているし,幼い頃は母親多喜子さんに
クレメンディのピアノを教わっているはず。
何よりも,武満徹が,彼の大の親友であること。素養のないわけはない。
(息子の谷川賢作は音楽家だしね・・・)
注② この「ナンカ」という接続詞は,谷川さんの口癖。トークの中にも数回でてくる。数えてみてください。
そして,最後に付け加えて言っておられた。
「また,ナンカこんな企画があったら,いつでも呼んでくれれば,万障繰り合わせて行くからね」
何と嬉しいお言葉



伝え聞くところによれば,高須先生はことあるごとに,このコンサートを取り上げ,
すごくいい企画だったと話題にしている様子・・・
「あんな素敵なゲストを呼んで,素敵なコンサートができるのは,コール東海だから・・・」

そして一緒に歌ってくださった谷川合唱団の皆さんには,感謝の気持ちがつのってまいります。
本当にありがとうございました。